2月の湿度の最低はどのくらいかご存じですか?
1月~2月は年間で最も空気が乾燥する時期。平均では湿度は50%くらいですが、低い時には15%まで下がるというデータもあります。人間が快適に過ごすための湿度環境は40~60%といわれていますので相当な低さです。また、ヒトの肌の角層に含まれる水分は若い皮膚で13%、年取った皮膚では7%といわれていますが、空気の乾燥が進むと、肌の水分が空気中に蒸散しやすくなりどんどん奪われていってしまい、肌トラブルが発生しやすくなります。
出典:気象庁 東京 2022年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)を元に作成
保湿のポイントは「ふた」をすること
そうならないために保湿ケアで乾燥によるダメージを最小限におさえることが重要です。しかし、保湿成分だけだと水分量は一気に高まりますが、その効果は数分もたつと蒸散が進んで元に戻ってしまいます。そこで、オイル成分で肌に「ふた」をして水分が逃げないようにする必要があります。オイル成分はスクワランオイルなど、よくのびて肌なじみも優れたピュアオイルを化粧水の後に塗布してもいいですし、もしくは保湿成分とオイル成分がバランスよく配合されているボディクリームならお手入れが一度で済むのでラクちんです。冬の朝晩のお手入れはできればささっと済ませたいものですね。
乾燥ケアが知らずに暖房効率UPしていた!?
エアコン暖房も肌の乾燥が進む原因の一つです。加湿器はエアコンの風により肌の水分が奪われるのをガードしてくれますが、実はその他にも暖房効率がUPする、というご利益があります。なぜ暖房効率がよくなるのか、それは、湿度と体感温度が密接な関係にあるためです。体感温度(肌が感じる温度)は、肌水分が蒸発したり熱が奪われたりすることで発生します。計算式があり、気温、湿度、風速などから体感温度をだすことができます。わかりやすくするため風速の影響を無視(風速=ゼロm/s)して計算してみました。
ミスナール(Missenard)式(改良版)より算出し作成
エアコン設定温度高くしたのになんだか寒い・・・
グラフからもわかるように湿度が低いと「暖かい」と感じにくくなります。例えば、気温20℃で湿度15%の場合、計算上の体感温度は18.2℃とかなり低くなってしまいます。言い替えれば、湿度を十分高くしておけば体感温度が気温に近くなり、エアコンの設定温度を無駄に高く設定しなくてもよくなります。気温20℃の時に体感温度も20℃にするためには、湿度が58%である必要があります。ちなみに、暖房時のエアコン設定温度を1℃緩めると消費電力量は約10%削減されると見込まれ(※)、節電にもなります。(※の出典:財団法人省エネルギーセンター「「省エネライフスタイルチェック25」の各種行動と省エネ効果に関する調査報告書」(平成17年3月)
加湿器 プラス ボディクリーム がおススメです
加湿の大事さをわかっていただけたと思いますが、加湿器に加えてボディクリームでのケアがおススメです。水分蒸散を抑えて肌水分量をキープしてくれるので加湿器だけよりも体感温度への影響が高まることが期待できます。肌をしっとり美しく保ちながら暖房効率にもプラス効果が目指せるボディケアで、この冬の寒さを乗り切ってみませんか?
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